2010年11月01日-11月05日
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中国 気象衛星「風雲3号」の2基目を打ち上げへ

2010年11月04日

太原衛星発射センターの責任者が3日に伝えたところによると、中国は近々キャリアロケット「長征4号丙」を使用し、2基目となる気象衛星「風雲3号」を打ち上げる計画だ。現在、衛星、ロケット、発射場及びコントロールシステムの状態は良好で、各準備業務も順調に行われている。新華社が3日に伝えた。

2008年5月27日、中国初となる次世代極軌道気象衛星「風雲3号」の1基目の衛星が太原衛星発射センターから打ち上げられた。「風雲3号」はすでに世界気象機関(WMO)の次世代世界極軌道気象衛星ネットワークに組み込まれている。「風雲3号」は幅広い応用の余地があり、広範囲における自然災害や生態環境の観測、世界の環境変化・気候変化の研究、災害減少・防止などの面で重要な役割を発揮すると見られている。また、航空・航海面などにおいても世界の気象情報を提供することが可能だ。専門家は「風雲3号」の打ち上げ成功は、中国の気象衛星と衛星気象事業の発展が、すでに新たな歴史的な段階に入ったことを表しているとの見解を示す。

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