米ゼネラル・エレクトリック（GE）は10日、中国での技術革新とカスタマーサポートの強化に3年で20億ドル以上を投資するとともに、業界をリードする中国の企業と合弁会社を設立すると発表した。ジェフリー・イメルト会長兼最高経営責任者(CEO)は、中国での研究開発強化とイノベーションセンター設立に5億ドルを投資し、西南部、西北部、東北部、中部の市場へのサービスを強化するとした。また、新たな合弁企業の設立に15億ドル以上が投じられる。「科技日報」が10日伝えた。
イノベーションセンターはまず成都、沈陽、西安に設立され、医療、再生可能エネルギー、スマートグリッド、高効率照明、水処理、運輸、航空といった分野の新製品の研究開発、応用開発、購買サポートが進められる。イメルトＣＥＯは「航空、エネルギー、運輸、医療、金融サービスといった分野において、中国は世界で最も成長が速く、最も潜在力のある市場だ。イノベーションセンターはＧＥの新製品と新技術の中国本土での開発と応用を促進し、中国が経済成長する過程で生じる新たな課題への対応を有効にサポートし、中米両国に新たな雇用の機会を創出したい」と期待を示した。