2010年11月08日-11月12日
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人民解放軍初の衛生列車が完成

2010年11月11日

人民解放軍は初となる衛生列車の開発に成功、このほどラインオフした。第2代兵站装備体系において基幹となる衛生装備の空白を埋め、他区間、長距離での負傷者の大量輸送が可能となった。戦時中や災害時の救援活動で多くの負傷者を後方へ送り治療するつなぎ役となる。10日付の「科技日報」が伝えた。

衛生列車は第三軍医大学新僑医院、総後軍交通運輸研究所、某自動車メーカーで構成されるチームが開発したもので、2年足らずで完成した。最大19両編成が可能で、一度に500人近い負傷者を搬送することができるほか、指揮、手術、重症看護、遠隔診察、後方勤務、感染隔離といった様々な機能を兼ねており、名実共に「移動病院」といえる。「軍民両用、平戦結合、一車多用」の原則に基づき、手術専用車両や他の機能を備えた車両すべて普通の民間列車を改造して造られたこの「病院列車」は100%中国が独自の知的財産権をもつ衛生列車だ。

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