2010年11月08日-11月12日
トップ  > 科学技術ニュース>  2010年11月08日-11月12日 >  スマートテレビが今後ハイエンド市場の主流に

スマートテレビが今後ハイエンド市場の主流に

2010年11月11日

中国家電マーケティングリサーチ会社、奥維諮詢(AVC)と工業情報化部はカラーテレビ市場について、第3四半期のまとめと第4四半期および2011年度の見通しを明らかにした。それによると、第3四半期に着実な伸びをみせた市場は第4四半期に入って20%増をキープ、同四半期の販売台数は1123万台に達する見通し。2011年は年間4365万台の販売台数が見込まれている。10日付の「科技日報」が伝えた。

AVCの統計によると、2010年第3四半期の国内カラーテレビの小売販売台数は900万台、うち液晶テレビが757万台、PDPテレビが51万台、CRTテレビが92万台。前3四半期のカラーテレビの販売台数は2849万台で、年間販売台数(4009万台になると予想)の71.06%を占めた。

工業情報化部運行監測協調局の高素梅副局長と中国電子視像業界協会(CVIA)の孫新果秘書長補佐は、カラーテレビ業界の第3四半期を振り返り、スマートテレビの成長が今後見込まれると指摘した。

通信、放送、インターネットのネットワーク融合を図る「三網融合」の試験的政策が落ち着くにともない、よりバラエティに富んだ、エンターテインメント性の高いスマートテレビがカラーテレビ業界にとって新たなチャンスとなるだろう。2010年第3四半期から、三網融合と三画面融合(テレビ・携帯電話・パソコンの画面融合)が一気に推進され、スマート生活は携帯電話からテレビへと浸透した。カラーテレビ業界をリードする最新商品として今後スマートテレビに注目が集まるだろう。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます