2010年11月08日-11月12日
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インターネット経済規模、第2四半期に420億元超の見込み

2010年11月12日

艾瑞諮詢集団(iResearchInc.)の統計によると、第1四半期、中国のインターネット経済は比較的速いスピードでの成長を維持し、成長率は前年同期比67.9%、規模は350億元に達した。同集団の予測によると、第2四半期、中国のインターネット経済は420億元を突破し、成長率は同比68%に達する見込み。「中国網」が12日に伝えた。

第1四半期、ネット広告、電子商取引、モバイル付加価値サービスなどはどれも高成長を遂げた。ただし、検索エンジン市場の規模は19億1千万元となり、前四半期比3.1%減と小幅減少した。同集団はこの原因について、▽第1四半期の春節休暇の影響で、ユーザーのネットアクセス量が大幅に減少し、クリック数に基づいて計算される検索エンジン広告収入が減少したため▽グーグルの中国市場撤退が大手ブランド広告主の広告配布に一定の影響を与えたため--と見る。同集団はしかし、検索市場は第2四半期には回復するだろうとの見方を示す。

データによると、中国のゲーム運営会社とゲーム業界の投融資活動は次第にスローダウンし、一部の大手企業のメリットが突出しているほかは、大多数のゲーム運営会社は熾烈な市場競争に直面していくと見られる。

一方、動画業界では再編が予想される。市場の集中度が高いトップ5の企業は、オンライン動画企業収入の合計が80%前後を維持している。しかし、広告主の予算には限度がある上に、動画業界の1億元にのぼる運営コストを考慮すると、将来動画業界において再編が行われる可能性が高い。ユーザー、コンテンツ、資金不足の企業の多くは淘汰されるだろう。

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