2010年11月15日-11月19日
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中国の医薬品、今年の生産高1兆2900億元の見通し

2010年11月15日

今年1月から8月にかけ、中国国内の医薬品の販売収入は25.27%、収益は32.25%、輸出取引額は22.94%の増加となり、通年で1兆2900億元の生産高が見込まれる。中国医薬企業管理協会の于明徳会長が13日の「第5回中国成長型医薬品メーカー発展フォーラム」で最新データを明らかにした。13日付の中国新聞社が伝えた。

それによると、中国の医薬業界は2011年から2015年までの年平均成長率が24%に達し、2013年には世界3位にまで伸し上がり、2015年には総生産高が3兆7700万元に上ると予測されている。なかでも抗がん剤や免疫増強薬、糖尿病の治療薬、バイオシミラー医薬品、現代漢方薬、多くの基礎薬品で高い成長が見込まれる。

于氏によると、向こう5年で発展パターンの転換によって医薬産業のグレードアップを図り、バイオ薬産業の成長を加速するほか、大規模化、集約化、国際化を重点に、コア技術と重点製品の革新を進めていく必要がある。特にバイオ薬の技術は重要で、08年から09年で世界のバイオシミラー医薬品の売上は倍増している。2014年には世界の売上のトップ3をバイオ薬が占めると予想される。

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