2010年12月06日-12月10日
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バイオ医薬産業、6-8千億元の基幹産業に

2010年12月06日

 南開大学の饒子和学長は3日に行った昆明での講演で、中国のバイオ医薬産業は6000-8000億元の基幹産業に成長する見通しだとし、新型ワクチンの開発、従来のワクチン改造、抗体製剤やたんぱく質製剤などバイオ製剤の産業化、重大疾病診断や検査技術の研究および製品開発、遺伝子治療や細胞治療などバイオ治療技術、再生医学技術の研究および応用が重点的方向となると紹介した。4日付新華社が伝えた。

 一方、中国のバイオ医薬産業には将来性があるものの、基礎が弱い、投資が少ない、優れた人材が不足している、イノベーション力が低いなどの問題に直面している。現在、バイオテクノロジー特許のほとんどは先進国のもので、59%を米国、19%をヨーロッパ、17%を日本が占めている。

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