DCCIインターネットデータセンターがこのほど発表した「2010年中国インターネット調査」のデータによると、中国の電子商取引市場は今後数年間で重要な変化を遂げ、50%以上の中国人がインターネットを利用するようになり、これに伴ってネット消費も急速に増加し、2013年にはネット消費額が2兆元以上となると見られる。「中国新聞社」が7日に伝えた。
同データによると、2010年末現在、中国のネットユーザー規模は4億6900万人に達し、ネットユーザーの浸透率は初めて総人口の30%を突破し、35%に達すると見られる。WEB2.0時代の到来に伴い、中国ネットユーザーは今後3年間で7億1800万人に達し、浸透率は半数を超え、52.7%に達すると予測される。
ネットユーザーのオンライン消費意識の高まりに伴い、ネット消費も急速に成長し、2010年上半期のネット消費額は4734億元に達した。2010年通年のネット消費額は1兆1594億元、2013年には2兆元を上回ると見られている。ネットショッピングの急速な成長に伴い、2011年のネットショッピング支出は、ネット消費総額の半分以上を占めると見られる。
関係者によると、現在、ネット取引品目の中で主要な位置を占めているのは日用品で、中国のオンライン決済手段である「支付宝」はすでに世界最大の第三者決済企業ebay傘下のPaypalの規模を超えた。2010年9月末現在、「支付宝」の登録ユーザーは5億人を超え、1日あたりの取引額は20億元以上に達し、1日あたりの取引回数は700万回にのぼった。一方のPaypalは、今年第3四半期の1日あたり取引回数が388万回となっている。