2010年12月13日-12月17日
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中国の携帯電話生産量、7億台超 世界の60%

2010年12月13日

 米半導体大手クアルコムの王翔副社長兼中華圏総裁は中国パートナーカンファレンスで、「中国は世界最大の携帯電話生産国および消費国となった。今年の生産量は7億台を超え、世界の60%を占めるだろう。なかでも3G市場は急成長している」と述べた。新華社が12日伝えた。

 王氏はさらに、中国の携帯電話製造業は第三の爆発的成長期を迎えているとし、この成長のチャンスは3G(第3世代移動通信システム)ライセンスの発給によってもたらされたと語った。来年、中国の携帯電話市場はスマートフォン、特に初心者向けの1000元(約1万3000円)以下の商品が目玉となる。「3Gに関しては、中国は他の市場に遅れをとっているが、その戦略展開のスピードはわれわれが見てきた中で一番速い」。

 モバイル・インターネットの発展も中国の3Gスマートフォンの成長の起爆剤となっている。アップル社「iPhon」のビジネスモデルに触発され、国内3 大キャリアが次々と携帯電話向けアプリケーション・ショップをはじめ、音楽ベースやリーディングベースといったサービス・アプリケーション・ベースを開設し、スマートフォンを大々的にバックアップしている。

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