2010年12月13日-12月17日
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中国の医療衛生サービス、この5年間で全面的に向上

2010年12月14日

 衛生部が12月10日に発表したデータによると、「第11次五カ年計画(2006-2010)」期間中、中国の医療衛生サービスシステム建設の歩みは大きく加速し、サービス能力も全面的に向上した。科学時報が13日に伝えた。

 「第11次五カ年計画」期間中、中央は特別資金558億4千万元を拠出し、医療衛生機構約5万カ所のプロジェクト建設をサポートした。うち、県級病院は約2千カ所、郷・鎮の衛生院(診療所)は2万3千カ所、村の衛生室は2万カ所以上、コミュニティの衛生サービスセンターは2382カ所、精神衛生専門機構は116カ所にのぼった。

 医療衛生に携わる人的資源の総量は引き続き増加し、質も向上し、構造も最適化され、サービス能力とレベルも絶えず高まっている。人口1千人あたりの衛生技術スタッフの数は2005年には3.57人だったが、2009年には4.15人に増えた。うち、医師(助手含む)は1.60人から1.75人に、看護師は1.06人から1.39人に増えた。衛生技術スタッフの業務効率も年々高まりつつあり、病院の医師が1日に診察する患者数は、2005年には平均5.3人だったが、2009年には6.7人に増えた。

 「第11次五カ年計画」期間中、人々の健康レベルは大きく向上し、平均期待寿命は73歳に達した。妊婦死亡率は2005年には10万分の47.7だったが、2009年には10万分の31.9に下がった。嬰児死亡率は2005年の19‰から2009年には13.8‰に下がった。5歳以下の幼児死亡率は2005年には22.5‰だったが、2009年には17.2‰に下がった。主な健康指標は全体的に発展途上国の中でも上位となっており、一部の地域では中レベルの先進国の水準に達している。

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