2010年12月20日-12月24日
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中国初、農業のモノのインターネット研究機関が設立

2010年12月23日

 国内初となる農業分野のモノのインターネットを専門とする研究機関「江蘇モノのインターネット研究発展センター農業支部センター」が22日、江蘇省無錫市錫山区にある農業博覧パークに設立された。23日付「科技日報」が伝えた。

 同センターは、江蘇モノのインターネット研究発展センター、中国科学院合肥智能機械研究所、錫山区政府が共同で設立、農民専業合作社を主な対象とし、良質で生産性が高く、コストを削減し、効率の高い、環境にやさしい農業生産を目指す。農業の高度化に向けた技術や方法、設備と部品の開発をはじめ、応用システムとデータ資源の集積、育成支援、モデルと応用の研究を通じて、農業分野のモノのインターネット技術体系を構築し、無錫市をコアモデルとする栽培などのモデル基地を形成する。このほか、モノのインターネットをベースとする農産品の環境にやさしい生産に向けソリューションプランや関連商品を提供し、農業の生産・供給・販売の一体化をはかり、農業の生産情報に関する付加価値サービスモデルを確立するほか、研究チームと人材をまとめ、地方の農業生産の構造転換を促し、無錫を国家農業モノのインターネット技術研究センター、産業化基地にしていく。

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