2010年12月20日-12月24日
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中国初のクラウドサーバが完成

2010年12月24日

 中国で初となるクラウドコンピューティング・サーバが23日、北京・亦庄の「クラウド基地」で完成した。亦庄の「スーパークラウド工場」が産業成長の道のりを順調に歩み出した。これにより、中国のクラウドコンピューティング事業は実質的な成長段階に進み、技術的な概念から実際の操作の段階に入った。亦庄は一足先にクラウドコンピューティング産業の布石を終え、ハイエンド産業の発展をクラウドエンドへと伸展させ、北京ないし中国のクラウドコンピューティング産業への影響力を拡大した。中国網が伝えた。

 亦庄にあるクラウド基地は北京市経済情報化委員会、北京経済技術開発区、中国寛帯資本(China Broadband Capital)が共同建設したクラウドコンピューティング産業集積地で、今現在関連企業は10社が入居している。将来的には国内外の企業が協力し、クラウドOS、クラウドチップ、クラウド端末を含む総体的な産業チェーンを形づくり、国家情報産業の速い成長を推し進める、クラウドコンピューティングのコア地域を目指す。今回完成したクラウドサーバは、クラウド基地の中心的企業である天雲科技による省エネ型ソリューションプランと高品質なサービスの提供を目標に、大規模かつ高速で高いコストパフォーマンスの「チャイナ・クラウド」を開発するため設計された。

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