水利部は24日、中国は5年から10年先には治水事業の立ち遅れに歯止めをかけ、水害や干害に対応する体制がほぼ整うことを明らかにした。ラジオ番組「中国之声(VOC)」が伝えた。
中央農村工作指導チーム弁公室の陳錫文主任は、食糧は7年連続で増産したが、治水問題を解決しなければ今後の状況は非常に困難になると述べた。
食糧生産には非常に多くの水が使われる。華北地域では500グラムの麦を生産するのに500ミリリットルの水を必要とする。農業水利施設の建設に力を入れなければ、食糧の増産はおろか、安定した生産も困難になる。このため中央政府は治水改革強化を何度となく検討し、発表してきた。
治水事業の進展について、推理部の陳雷部長は、中国は5年から10年先には立ち遅れていた状況に歯止めがかかるとし、2020年までに水害・干害対応体制、水資源の合理的配置・高効率な利用体制、治水の科学的発展に有利な制度がほぼ整備されると話した。