2011年01月24日-01月28日
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「2010年全国科技進歩統計観測報告」がまもなく発表

2011年01月27日

 まもなく発表される「2010年全国科技進歩統計観測報告」によると、中国のR&D経費総支出がGDPに占める割合は1.7%に達し、史上最高値を再び更新した。科学技術の投入と産出は大幅に増加する一方で、1万人にのぼるR&D関係者の学術論文数は3年連続で減少し、資本生産性が下がるなどの問題も存在している。「科技日報」が27日に伝えた。

 同報告によると、全国的な観測の結果、科学技術への人的投入と資金投入はどちらも大幅に増加した。産出を見ると、中国特許戦略の実施により特許数は増加し、国内の3種類の特許申請量は前年比17.9%増の97万7千件に達し、登録数は同41.3%増の58万2千件に達した。全国で発表された学術論文数は同10.2%増の52万本、SCIデータベースに収録された世界の科学論文数は144万2千本、うち、中国の論文は12万8千本で8.8%を占め、世界2位だった。全国で登録された重大科学技術成果は同7.6%増の3万8688項目だった。ハイテク技術の産業化規模は拡大を続けており、一定規模以上のハイテク産業の付加価値額は同8.1%増の1兆4590億3千万元に達した。新製品販売収入も大きく増加し、総額は同13%増の5兆7978億1千万元だった。知識集約型サービス業の付加価値額は同22.4%増の3兆8202億元だった。

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