2011年02月14日-02月18日
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科学者が宇宙人探索用の標準文字設計を提案

2011年02月14日

米国とフランスの科学者は先ごろ、人類は宇宙人を探す前に、自らの言語を全ての地球人が理解できるものにする試みを行なうべきだと提案した。人類は宇宙人が理解できる文字を標準のプロトコルを構築し、それを使って手紙を書くと同時に、ウェブサイトを設立し、研究者が選んだ情報の解析結果をウェブサイトを通じて発表し、こうした情報の理解の確保に努めるべきだと科学者たちは呼びかけている。北京時間の11日に外国メディアが伝えた。

 米国・カンザス大学の物理学者など地球外知的生命体探査の専門家は先ごろある雑誌で発表した論文で次のような提案を行っている。米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校の惑星科学者は「宇宙人と対話しようと準備するなら、最も基本的な要求は、人が理解できるものを持っていることが望ましい」と述べている。同氏は以前、理想的な宇宙人への手紙の設計を試みたことがあるが、氏は最新の研究には参加していない。

 過去50年の間、人類の「地球外知的生命体探査」計画は一貫して地球外文明を発見しようと試みてきたが、同計画は依然として現有の天文観測データに主に依存している。科学者達は、これまでに発してきた情報はいずれも複雑すぎ、また人類を中心に考えすぎた、すなわち科学技術が高度に発展した地球外文明でもこうした情報を理解することはできない可能性があるとしている。「まずは情報を遥か遠くの星に送ることは考えないことだ。地球の上でさえ、私がMacで作った原稿は別のWindows機では開けることさえできない可能性があるのだから。」

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