2011年02月14日-02月18日
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中国 船舶輸出額が初めて400億ドル突破

2011年02月18日

 税関の統計によると、中国の船舶輸出額は昨年初めて400億ドルを突破し、前年同期比42.07%増の403億ドルに達した。船舶輸入額は同32.39%減の16億8千万ドル、輸出入総額は同36.36%増の419億8千万ドルだった。「中国船舶報」が17日に伝えた。

 昨年、中国の3大主流船型であるバルクキャリア、オイルタンカー、コンテナ船の輸出額はそれぞれ209億5千万ドル、62億ドル、38億3千万ドルで、合計309億8千万ドルとなった。3大船型の輸出額はそれぞれ輸出総額の51.98%、15.38%、9.5%を占めた。

 中国の船舶輸出範囲は169の国と地域に及んでおり、うち、輸出額が10億ドル以上の国・地域は10カ所に上る。うち、香港への船舶輸出額が最も多く、同77.42%増の82億4千万ドルだった。2位はシンガポールへの輸出額で同0.19%増の50億5千万ドル。3位はリベリアへの輸出額で、同185.68%増の37億6千万ドルとなった。船舶の主な輸出市場は依然としてアジア、ヨーロッパとなっており、輸出額はそれぞれ同33.61%増の184億8千万ドル、同21.51%増の100億7千万ドルに達した。注目すべきは、発展途上国・地域への船舶輸出額が昨年大きく増加したことだ。

 造船に従事する主な省のうち、船舶輸出額が10億ドルを超えた省は9カ所にのぼる。うち、江蘇省が圧倒的な1位で、輸出額は同35.1%増の85億ドルだった。2位は浙江省で輸出額は同68.64%増の73億4千万ドル、3位は上海市で輸出額は同10.74%増の62億3千万ドルだった。輸出額の伸び幅が最大だったのは天津市で、同377.33%増の4億4千万ドルとなった。

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