2011年02月21日-02月25日
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新型運輸ヘリコプターの初フライトに成功

2011年02月22日

 南京軍区の陸航団が2月中旬に明らかにしたところによると、中国軍の新型輸送ヘリコプターが部隊配属後の初フライトに成功した。「解放軍報」が22日に伝えた。

 同陸航団の単宜甫副団長によると、同団は軍内部で初めて同ヘリが配属された部隊となる。できるだけ早く新型ヘリの実戦力を形成するため、同団は中堅パイロットからなる新型ヘリ飛行中隊を設立し、春節の休暇を利用して技術マニュアルを作成し、設備との接続を完成させた。飛行中隊全員はわずか10日間でコックピット実習、地上演習、フライトシミュレーションなどの技術準備を終え、初フライトに向けて基礎を固めた。今後、彼らは各任務を組み合わせ、さらに難度の高いカリキュラムをこなしていくという。

 中国人民解放軍総参謀部陸航部の関連部門指導者によると、このヘリコプターは中型運輸ヘリで、操縦性、機動性、飛行距離、飛行速度は同タイプの運輸ヘリを大きく上回っているほか、コンピューター制御を採用し、様々なナビゲーション機能と複雑な環境のモニタリング能力を有している。同機種の配属により、中国軍陸航部隊の軍事任務遂行能力が大幅に高まるだろう。

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