2011年02月21日-02月25日
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北京、中国革新都市ランキングで首位

2011年02月24日

「中国革新都市評価課題グループ」が23日に明らかにしたところによると、まもなく出版される「2010年中国革新都市評価報告」では、革新水準が最も高い中国都市に北京、深セン、上海などが選ばれ、革新水準指数はそれぞれ50%に達するか、50%を上回っている。「科技日報」が24日に伝えた。

 同課題グループの責任者は、「中国革新都市評価では、EUの『欧州イノベーション・スコアボード (EIS)』の評価体系と方法を手本にし、対象都市は直轄市と副省級都市など20都市となっている。革新都市評価では、基準として先進国の比較的高い水準が採用されたため、打ち出された革新水準指数も先進国の比較的高い水準を代表するものだ」と述べる。

 対象都市の革新水準指数平均は38.0%で、前年比3.68ポイント上昇した。うち、北京、深セン、上海は革新水準が最も高く、特に北京は革新資源、革新への投入、革新による産出などの面で1位を獲得した。これらに続いてランクインしたのが、広州、南京、天津、杭州、蘇州、アモイ、寧波で、革新水準が比較的高い都市に属している。また、西安、瀋陽、武漢、済南、大連、ハルビン、青島などは、対象都市の中で中レベルに属し、成都、長春、重慶は中の下に属している。

 対象都市の全体的な革新水準が高まる中、革新による産出の水準は前年比6.13ポイント増と、急速な高まりを見せた。この主な原因は、これらの都市で発明特許保有数、米国の発明特許取得数、技術契約額、有名な商標数が大幅に増加したからだ。

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