2011年02月21日-02月25日
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青海省、今後5年間で鉱物探査に100億元以上投資

2011年02月25日

 近年、鉱物探査で多くの成果をあげている青海省だが、今後さらに鉱物探査に力を入れる方針だ。青海省はより多くの鉱床発見を目指し、今後5年間で100億元以上の資金を投資する見通し。新華社のウェブサイト「新華網」が24日伝えた。

 ここ数年、青海省では鉱床発見の嬉しい知らせが続いている。09年に天峻県で初めて「燃える氷」とよばれるメタンハイドレートの実物サンプル獲得に成功し、中国はメタンハイド レートを陸地で発見した世界第3の国となった。2010年には柴達木(ツァイダム)盆地で2つの地下水を発見、さらに省東部でセレニウムが豊富に含まれる土壌を発見した。新しく発見された大場金資源基地と祁漫塔格有色金属基地は全国で新たに発見された十大資源基地に数えられる。

 青海省国土資源庁によると、同省は今後5年間で1230項目の地質調査を計画しており、投資額は34億1600万元にのぼる。そのなかには新しく発見された鉱床が17カ所も含まれており、石炭9.8億トン、鉄鉱石1.4億トン、銅・鉛・亜鉛鉱石465万トン、金164トン、銀1277トンの生産が見込まれ、経済社会の発展に貢献すると期待されている。

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