中国移動(チャイナモバイル)は7日、7都市で次世代の移動通信規格(4G)TD-LTEの普及に向けたテストを行っており、今年下半期に速度が3Gの10倍以上の4Gネットワークカードを発売する計画を明らかにした。中国新聞社が8日伝えた。
同社によると、今年は上海・杭州・南京・広州・深セン・厦門(アモイ)・北京の7都市で1000以上の基地局を建設し、TD-LTE の大規模な技術テストを行うほか、下半期にTD-LTEネットワークカードを発売してユーザーに体験してもらう計画という。最高通信速度は3Gの10倍以上の100Mbps以上。
中国移動は近く、TD-LTE試験端末の調達を開始する予定。実用化については、大規模な技術試験をベースにTD-LTEネットワークを構築していき、2012年第2四半期(4-6月)には上述の7都市で試験的な実用化段階に入りたいという。
2010年10月、中国主導のTD-LTE-Advancedが国際標準として認証され、LTE-FDDとともに世界で主流の4G標準となった。