2011年03月07日-03月11日
トップ  > 科学技術ニュース>  2011年03月07日-03月11日 >  中国、十一五期間中に世界最大の通信ネットワークを建設

中国、十一五期間中に世界最大の通信ネットワークを建設

2011年03月09日

 中国国家統計局が8日に発表したデータによると、第11次五カ年計画(2006年-2010年、十一五)期間中、中国の電気通信固定資産投資総額は1兆4621億9千万元に達した。中国はこの5年間で、全国をカバーし、世界とリンクし、進んだ技術を有する、世界最大の情報通信ネットワークを完成させた。中新聞社が8日に伝えた。

 この5年間における電気通信固定資産投資の年平均伸び率は8.8%だった。うち、2006-2007年は年平均投資額が2300億元前後だったが、2008年-2010年にかけては、中国の3Gネットワーク建設が試験段階から商用段階に入ったこともあり、投資のピークを迎えた。この3年間の年平均投資額は3345億9千万元に達した。

 2010年末時点で、中国の光ケーブルの長さは995万1千キロに達した。過去5年間で587万8千キロが建設され、年平均増加率は19.6%に達した。携帯電話基地局は2005年末の36万2千カ所から2010年末には139万9千カ所に増え、年平均増加率は31%に達した。

 この5年間で、電気通信業務総量は2005年の1兆1403億元から2010年には3兆954億9千万元と2.7倍に増え、年平均伸び率は22%に達した。

 携帯電話のユーザー数は、2005年末の3億9千万人から2010年末には8億6千万人に増え、年平均増加率は16.9%だった。2005年末、携帯電話の普及率は100人あたり30.3台だったが、2010年末には64.4台に増え、年平均増加率は16.3%だった。

 2008年、中国のネットユーザー数は世界一に達した。2010年末時点でネットユーザー数は4億5700万人に達し、2005年末の1億1100万人に比べ4.1倍に増加、年平均増加率は32.7%に達した。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます