2011年03月21日-03月25日
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嫦娥3号の試作機開発は順調

2011年03月25日

 
 第11次5カ年計画(2006-2010年、十一五)期間中の国家重大科学技術成果展で明らかになった情報によると、中国月探査第2計画の嫦娥3号任務は計画段階の設計を終え、試作機の開発に入った。順調にいけば、2013年前後には打ち上げられるという。嫦娥3号のバックアップ機となる嫦娥4号も同時に試作機の開発が行われる。中国新聞網が25日伝えた。

 16の国家科学技術重大特別計画のひとつ、「有人宇宙飛行と月探査計画」の成果に注目が集まっている。月探査の「周回、着陸、帰還」の3ステップ戦略に基づき、嫦娥3号は中国初の月面軟着陸と巡回観測に臨むため、月面軟着陸、月面巡回探査、深宇宙探査の通信と遠隔操作、深宇宙ロケットの打ち上げなど数多くの技術を克服し、深宇宙探査ネットワークを確立、月面軟着陸と探査能力を備える必要がある。

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