2011年04月04日-04月08日
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中国大同市、コージェネ技術の応用に成功

2011年04月06日

 中国の大同市(山西省)はこのほど、清華大学のコージェネレーション(熱電併給)技術を利用して、炭鉱バラック地区と採炭による地盤沈下地区に暮らす6万世帯以上にセントラルヒーティング(集中暖房)を提供した。これにより、コージェネレーション型セントラルヒーティングの利用が省エネ・排出削減の有効な手段として、現実味を帯びてきた。人民日報が6日伝えた。

 中国のコージェネレーションおよび熱供給業界の専門家20人以上が3月下旬、同熱供給プロジェクトを現地視察し、審議を行った。その結果、同熱供給プロジェクトは▽エネルギー消費を抑えると同時に、吸収式廃熱回収設備の増設によって、廃熱発電所の熱供給能力を49%向上した▽一部の暖房プラントに吸収式熱交換設備が増設されたことにより、暖房網の輸送能力が66%向上した▽熱供給に伴う暖房プラントのエネルギー消費が50%低減し、二酸化硫黄(SO2)、煙塵などの汚染物排出も半減した--との見方を示した。

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