2011年04月04日-04月08日
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高速鉄道の上空をまたぐ鉄道橋、箱げたの回転に成功

2011年04月06日

 湖北省咸寧市横溝鎮にある武咸(武漢-咸寧)都市間鉄道特大橋で4月3日早朝、橋の両側に建設された各4500トンの連続箱げたの回転作業が成功し、同鉄道の開通に向けた基礎が打ち立てられた。この鉄道橋は、武広(武漢-広州)高速鉄道の上空をまたぐ形で建設されており、高速鉄道をまたぐ特大橋の建設は中国初となる。人民日報が4日に伝えた。

 武広高速鉄道は発車密度が高く、春運(春節の特別運行体制)時には1日あたり80本、通常時でも1日あたり50本が運行しているため、もし高速鉄道の上に直接橋を建設すれば、武広高速鉄道の運行の安全に影響が及ぶ。鉄道橋の建設と武広高速鉄道の運行の両方を確保するため、この橋の工事は高速鉄道の上空では行わず、まず両側の橋脚で高速鉄道の上空とは反対方向にカンチレバー工法で橋を建設し、完成した橋を時計の針のようにぐるっと回転させ、高速鉄道の上空でドッキングさせるという方式が採用された。写真:武咸都市間鉄道特大橋の回転部分=4月2日。

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