2011年04月11日-04月15日
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中国南車・浦鎮公司、アルゼンチン旅客鉄道の車両を受注

2011年04月11日

 中国南車傘下の浦鎮公司はこのほど、アルゼンチンからSan Martin国家旅客鉄道の車両を受注したことを明らかにした。改革開放以来、中国のハイエンド鉄道客車が南米に輸出されるのは今回が初めてとなる。中国南車浦鎮公司は3月31日にもグルジアから高速列車車両を受注している。国際金融報が11日に伝えた。

 浦鎮公司がアルゼンチンから受注した車両はハイエンド客車計160台。ワイドレールタイプで、最高時速は120キロ。同プロジェクトはアルゼンチンの国家プロジェクトであり、アルゼンチン計画省、公共投資・サービス省により、国際入札募集が行われた。

 中国南車の関係者によると、San Martin線の旅客車製造においては、国内最新のモジュール設計理念と成熟した製造技術が採用されるという。中国南車浦鎮公司はアルゼンチンの実情に対応した設計を取り入れる予定で、特に客車、荷物車と旅客車との合造車では電力供給システムを組み込むほか、国内の25タイプの旅客車の長所を一体化し、防湿、耐熱、耐腐食などの面で、南米の気候に適応させていく。

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