世界図書・著作権デーの23日、国家図書館・中国障害者連合会情報センターが共同で構築した「中国障害者デジタル図書館」が正式に開設された。同デジタル図書館には現在のところ、国家図書館が推薦する優良図書1千冊が収められ、内容は障害者の医療、リハビリ、法律、キャリアプランニングなど多分野にわたる。書籍はすべて「バリアフリー」でオンライン閲覧ができるように処理されている。京華時報が24日に伝えた。
中国障害者連合会の責任者によると、同デジタル図書館には、IT企業グループ・北大方正集団の電子書籍など中国語の書籍データベースのほか、中国語・外国語の定期刊行物などのコンテンツも盛り込まれており、障害者は家にいながらにしてネットワークを通じて本を読むことができるほか、オンラインで遠隔教育などのサービスが受けられる。障害者証明書の番号や個人情報などを入力し、同デジタル図書館のウェブサイトに登録すれば書籍の閲覧が可能だ。
国家図書館の責任者によると、国家図書館内には障害者向けのサービスエリアが設置され、様々なニーズに合わせてバリアフリー環境、情報、情報収集サービスなどを提供、図書閲読に便宜を図っている。視覚障碍者はコンピュータや携帯電話などの端末から音声版の書籍をダウンロードできる。