2011年05月09日-05月13日
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国家電網公司 四川大地震の被災地再建に140億元を投入

2011年05月09日

 中国最大の電力配送会社・国家電網公司が明らかにしたところによると、四川大地震の被災地再建に向けた国家電網四川公司の投資額は2011年3月末までに140億元にのぼった。同公司は35キロボルト以上の変電所27カ所、35キロボルト以上の送電線1200キロを建設するなど、被災地の復興再建に向け、電力面で力強い保障とサポートを提供した。被災地の電力供給能力、電力網の構造、技術・設備レベルは全面的に震災前のレベルに達したほか、一部は震災前のレベルを上回っている。人民日報が9日に伝えた。

 四川大地震により、四川省では変電所171カ所が被害を受けたほか、送電線2751本が送電不能となり、一部の電力網は完全に寸断された。国家電網四川公司の管轄内では震災のために405万世帯が停電し、直接的な経済損失は106億元に上った。

 2011年3月末までに、被災地の農村の住宅38万9千戸、公共事業機関505カ所で電力供給施設が完成したほか、再建住宅・改修住宅19万6千戸で「一戸一表(一戸ごとに独立した電気メーターを設置)」の建設が完了した。

 2010年9月29日、北川県で全国初となる110キロボルトのスマート変電所が完成し、北川新県城の電力供給能力、インテリジェント化のレベルが全国をリードするレベルに達した。

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