2011年05月09日-05月13日
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中国電信、初のWi-Fi国際ローミングサービスが登場

2011年05月12日

 中国電信(チャイナ・テレコム)は11日、「無線中国」戦略の実施を通じ、Wi-Fiを人々の生活の隅々にまで浸透させ、それぞれの都市を「光速」でつないでいくことを宣言した。さらに、他社に先駆けてWi-Fi国際ローミングサービスを打ち出すことを明らかにした。中国電信のユーザーは今後、日本や香港などでWi-Fiネットワークを使用することが可能となる。北京晩報が12日に伝えた。

 中国電信は同日、▽使用時間に応じて課金される「天翼Wi-Fi従量制カード」▽業界初の「天翼Wi-Fi国際ローミングサービス」(現在のところ日本、イタリア、香港など13カ国・地域で使用が可能)▽「光速e9セットプラン」(固定電話・携帯電話・ブロードバンド料金のセットプラン。帯域幅は8M、12M、20M、100Mから選べる)--などの新製品、新アプリを発表した。

 Wi-Fiの通信速度は3Gの数十倍に達するという。Wi-Fi版iPadを持つユーザーは、中国電信が開発した関連のアプリをダウンロードすれば、従量制プランか、月定額制プランかを選んで購入するだけで同ローミングサービスが利用できる。現在北京のWi-Fiホットスポットは1万カ所以上にのぼり、上海などの南部都市では、北部よりもネットワーク密度が高い。

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