米ロサンゼルスで開催された科学コンテスト「国際学生科学技術フェア(ISEF)」の優秀賞表彰式が14日に行われ、中国人民大学附属高校3年生の施軼萌さんが1等賞を受賞した。北京からの参加者が同コンテストで1等賞を獲得したのは初めて。施さんには賞金3千ドルのほか、小惑星の命名権が与えられた。京華時報が18日に伝えた。
ISEFは高校生を対象とした世界最大の科学コンクールで、動物学、地球科学、微生物学など17の部門ごとに、それぞれ優秀賞(1-4等賞)が授与される。今年は世界65カ国・地域から1500人あまりが参加した。
施さんが獲得したのは物理・天文学部門の1等賞で、研究テーマは「風洞実験に基づく、昆虫及びバイオニックウィングの流れ場の特性研究」。この研究は学科部門で1等賞を受賞しただけでなく、米国物理学会、米国特許商標庁など3機関による3つの特別賞も受賞した。