2011年05月16日-05月20日
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中国が56空港を新設、フライト遅延問題にも各種対策

2011年05月18日

 中国民用航空局国際司の武洲宏副司長はこのほど、2010年末時点の中国の民間空港数を175カ所と紹介した上で、第12次五カ年計画期間に56空港を新設、16空港を移設、91空港を改造・拡張する方針を明らかにした。インフラ投資額の総計は4250億元に達し、フライト遅延問題にも各種対策を講じる。「中国広播網」が17日付で伝えた。

 武氏によると現在、旅客者数延べ1000万人以上の空港は16カ所ある。北京、上海、広州などの空港はすでに飽和状態にあり、深セン、成都、厦門(アモイ)、昆明、杭州などの空港も過密な離着陸スケジュールを抱えている。こうした状況について中国民用航空局は▽軍民の調整強化▽大型機の運用推進▽ハブ空港から地方空港へのフライトの増便--など各種対策を講じて、空の渋滞や時間的逼迫といった問題を緩和するという。

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