商務部と税関総署はこのほど共同で公告を発表し、5月20日より、レアアース鉄合金をレアアース輸出割当許可証の管理対象とすることを明らかにした。人民日報が19日に伝えた。
商務部対外貿易司の責任者は、「レアアースは再生不可能な希少資源であり、採掘と加工のプロセスにおいて、環境に深刻な影響を及ぼす。中国政府は環境と枯渇性資源の保護に向け、レアアースの採掘、生産、輸出の各プロセスにおいて管理措置を実施する。レアアース初級製品に対しては輸出割当許可証を通じた管理を行う。ジスプロシウム鉄合金、テルビウム鉄合金などのレアアース合金の中で、レアアースの含有量が高いものは、レアアース管理の全体的な枠組みに組み込み、レアアース総合管理政策の実施に合わせて効果的に管理を行い、枯渇性資源と環境を効果的に保護していく」としたほか、「中国は国際ルールにのっとり、レアアースの生産、加工、輸出に対する管理を実施し、レアアース産業の健全で持続可能な発展を保持していく。また、世界のレアアース市場の安定に向けても貢献を果たしていく」と述べた。