2011年05月30日-05月31日
トップ  > 科学技術ニュース>  2011年05月30日-05月31日 >  国家コンピュータウイルスセンター フィッシングに注意呼びかけ

国家コンピュータウイルスセンター フィッシングに注意呼びかけ

2011年05月30日

 端午節の休暇が間近となり、ここしばらくの間はネット犯罪が多発する可能性があるとして、国家コンピュータウイルス救急処理センターは29日、フィッシングやコンピュータウイルスへの注意を呼びかけた。新華網が30日に伝えた

 同センターは、近頃急増している「Trojan_PSW.OnlineGames」や「Worm_Downloader」などのコンピュータウイルスに対する予防措置を強化するよう建議。特に大中企業に対しては休暇期間中、社内LANの管理人員を増やすなど、ネットワークの保護と管理を強化するよう呼びかけた。

 このほか、休暇期間中はネットショッピングをする人も増加することから、ネット上の各掲示板やQQなどのチャットツールを通じて様々なフィッシングサイトが偽の割引・プレゼント情報を流す可能性がある。ユーザーはこれらの偽の情報に添付されたリンク先をクリックするだけでウイルスに感染し、銀行のオンラインアカウントやパスワードが盗まれる危険にさらされてしまう。同センターは、「疑わしいメールはただちに削除するべきだ。ウイルスメールは往々にして送信者を偽造しており、知り合いからのメールに見せかけている場合があるが、メールの内容が信頼できる保障はない。また、MSNやOICQなどのソフトでチャットするときは、相手から転送されたファイル(サイトのリンクや写真など)を慎重に扱うべきだ。見知らぬ人からのファイルを気軽に受信してはいけない」と注意を呼びかけている。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます