現在世界で最大の太陽エネルギー船であるTranor PlanetSolar号が世界一周航海を行なっている。これまでに世界で行なわれた初めての太陽エネルギー船による世界一周航海となる。
Tranor PlanetSolar号は2010年9月27日にモナコから世界一周の旅に出航、途中でマイアミ、カンクン、ガラパゴス諸島などに立ち寄り、持続可能なエネルギーの使用をPRする。
Tranor PlanetSolar号は1250万ユーロを投じて作られ、トルーキンの小説「指輪物語」の「太陽の力」にちなんで名づけられている。
船の長さは31メートル、40人の乗客を収容可能だ。表層には500平方メートルの太陽電池パネルが設置され、2つのエンジンにエネルギーを提供している。船の大きさから見て、太陽電池が提供するエネルギーによる同船の最大スピードは時速14海里と見られる。