2011年05月30日-05月31日
トップ  > 科学技術ニュース>  2011年05月30日-05月31日 >  第5期「千人計画」に海外留学組318人が選抜

第5期「千人計画」に海外留学組318人が選抜

2011年05月31日

[対訳]
 中央人材工作調整チーム弁公室は、昨年末までに第5期「千人計画」に海外留学組318人が選抜されたと発表した。内訳は「イノベーション人材」260人、「起業人材」58人。「千人計画」はこれまでに専門家1143人を誘致している。「人民日報」海外版が30日付で伝えた。

 中国最高レベルの海外人材誘致計画である「千人計画」を海外留学組はあまねく歓迎し、積極的に参加。コア技術、ハイテク産業、新興学問などの分野で重要な役割を発揮している。

 --画期的な独創的革新。中国科技大学の潘建偉教授率いる研究チームはこれまでの記録の20倍以上に相当する、世界で最長距離の量子もつれ合い暗号通信に成功。グローバル量子通信ネットワークの実現に向けて重要な基礎を築いた。

 --産業発展の制約を解く重要なコア技術。展訊通訊(上海)公司の李力遊博士が開発したTD-SCDMAコアプロセッサは、中国独自基準TD-SCDMAの本格的な商業化の推進に重要な役割を果たした。

 --ハイテク企業の発展推進。張輝博士は北京創毅視訊科技公司を設立して、CMMBモバイル・テレビプロセッサ、4Gモバイル通信TD-LTEプロセッサ、モバイルインターネット端末アプリケーションプロセッサを独自開発し、同分野における指導的地位を確立した。

 --世界レベルのイノベーション人材。施一公氏は清華大学生命科学学院長に就任後、海外のハイレベル人材43人を誘致し、同構造生物学センターを迅速に世界一流の研究センターに発展させた。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます