中国北車済南装備公司傘下の華騰環保科技公司が開発したDLV-1型真空式トイレシステムがこのほど、陝飛集団の運8-C型輸送機に設置された。これにより、中国北車の環境保全型製品は鉄道、船舶、民間分野に引き続き、航空分野に初めて導入されたこととなる。陸海空の3大分野をカバーしたことで、製品の開発・生産能力は全面的にアップグレードした。新華網が伝えた。
真空式トイレシステムは、環境にやさしい節水型で、汚物の収集、水の再利用、コンポスト機能が一体化したトイレだ。真空式トイレは従来のトイレと比べ、節水・水洗効果、消臭効果が高く、設置が便利など様々な利点がある。2008年の北京オリンピック、2010年の上海万博などの大型イベントでもこの真空式トイレが採用された。
同真空式トイレは、陝飛集団の運８-C型輸送機のために開発された製品で、PLC制御を採用し、高い自動化を実現したほか、密閉式の下水管ネットワークで汚物の漏えい、臭いの漏れを防ぎ、適用性と快適性が高まった。洗浄水量はわずか0.5Lとなっている。