2011年06月13日-06月17日
トップ  > 科学技術ニュース>  2011年06月13日-06月17日 >  コンピュータネットワーク侵入防止センター:先週は64件の脆弱性を確認

コンピュータネットワーク侵入防止センター:先週は64件の脆弱性を確認

2011年06月14日

 国家コンピュータネットワーク侵入防止センターは13日、6日から12日の1週間に危険度の高い16件を含む計64件の脆弱性が確認されたと発表した。脆弱性の件数は前の週よりやや増加した。新華社のウェブサイト「新華網」が13日に伝えた。

 このうちウェブブラウザ「Google Chrome」に中国のユーザーへの影響が大きい脆弱性が多数見つかった。攻撃者に利用された場合、情報の機密性、完全性、可用性に影響を及ぼし、ユーザーのプライバシーが脅威にさらされる。

 同センターの張玉清常務副主任によると、先週確認された脆弱性のうち特に注目すべきはGoogle社が修正を発表したChromeのもので、バージョン12.0より前のGoogle Chromeが問題となる。張主任は新バージョンを速やかにインストールしてシステムの安全を確保するようユーザーに呼びかけた。

 同センターはコンピュータとシステムの安全を守るため、ソフトウェア会社の公式サイトから速やかにパッチをダウンロードすること、見慣れないウェブサイトにアクセスしたり、出所不明のファイルを開けたりしないこと、アンチウイルスソフトをインストールし、常に最新版にアップデートすることをユーザーに呼びかけている。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます