上海紫竹新興産業技術研究院と上海交通大学先進産業技術研究院は共同で、新エネルギーを動力源とする「グリーンバス」を開発した。このバスには20あまりの特許技術が採用され、駆動システムが小型化・軽量化されただけでなく、従来のギアボックスがなくなり、ギアと電気駆動が1つに統合された。科技日報が20日に伝えた。
上海交通大学機械・動力学院の殷承良教授によると、一般的な電動バスの駆動力は80-100キロワットだが、グリーンバスの最大駆動力は160-200キロワットにのぼり、動力性能、燃費、排気量のいずれをとっても国内トップクラスに達しているという。
グリーンバスは従来のディーゼル車より燃費が30%以上削減でき、外部充電機能を使えば60%以上削減できる。グリーンバスの駆動システムは分解することもでき、モーターは適用範囲が広いため、ハイブリッドカー、プラグインハイブリッドカー、純電動バス、物流車、環境保全車両など、全長9-12メートルの大型・中型公共サービス車両に単独で利用できる。