2011年06月20日-06月24日
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洋上風力発電、十二五期間は年150-200万kWずつ増加

2011年06月23日

 国家エネルギー局は22日、江蘇省南通市で開催された全国洋上風力発電工作座談会において、中国の洋上風力発電の設備容量が「第12次五カ年計画(十二五、2011-2015年)」期間に毎年150万-200万キロワットずつ増加し、2015年には500万キロワット、2020年には3千万キロワットに達する見通しであることを明らかにした。人民日報が23日に伝えた。

 現在制定中の「十二五」の エネルギー計画と再生可能エネルギー計画では、中国の洋上風力発電の発展目標は、▽2015年までに洋上風力発電の一連の技術を形成し、完備された産業チェーンを構築する▽2015年以降、中国の洋上風力発電を大規模発展させ、技術を世界先進レベルにまで引き上げる--とされている。

 発電機の大型化は、中国洋上風力発電の発展の方向性となっている。湘電集団の出力5メガワットの風力発電機、華鋭風電(Sinovel)の出力5メガワット・6メガワットの風力発電機がすでにラインオフしており、今年下半期には更なる大型風力発電機がラインオフし、試運転に入ると見られる。

 洋上風力発電は資源が豊富、発電時間が長い、土地を使わない、大規模開発に適するなどの特徴があり、風力発電の最新の発展形態だ。中国ではこれまでに2つの洋上風力発電プロジェクトが完成している。

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