米中の研究者は先ごろ、太陽活動のエリアに巨大な「磁気ロープ」が存在することを共同で発見した。この「磁気ロープ」は太陽嵐を引き起こす原因の可能性があるという。NASAは昨年2月に、10秒間隔で太陽を撮影する装置を搭載した「ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー (Solar Dynamics Observatory、SDO)」と名づけられた観測機を打ち上げた。米国のジョージ・メイソン大学の張捷副教授と同校の訪問学者、南京大学天文学部博士課程学生の程纒さんなどがこの高速撮影機器を利用して、太陽活動のエリアの巨大な「磁気ロープ」を確認した。写真は3月8日に生成された太陽の像。太陽表面の上に島のような数多くの太陽活動のエリアが存在し、これら活動エリアに無数の半円形の磁力線が延びている。巨大な「磁気ロープ」は白い四角の中の活動エリアに見られる。