2011年06月20日-06月24日
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米中の研究者が太陽上の「磁気ロープ」の存在を確認

2011年06月24日

 米中の研究者は先ごろ、太陽活動のエリアに巨大な「磁気ロープ」が存在することを共同で発見した。この「磁気ロープ」は太陽嵐を引き起こす原因の可能性があるという。NASAは昨年2月に、10秒間隔で太陽を撮影する装置を搭載した「ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー (Solar Dynamics Observatory、SDO)」と名づけられた観測機を打ち上げた。米国のジョージ・メイソン大学の張捷副教授と同校の訪問学者、南京大学天文学部博士課程学生の程纒さんなどがこの高速撮影機器を利用して、太陽活動のエリアの巨大な「磁気ロープ」を確認した。写真は3月8日に生成された太陽の像。太陽表面の上に島のような数多くの太陽活動のエリアが存在し、これら活動エリアに無数の半円形の磁力線が延びている。巨大な「磁気ロープ」は白い四角の中の活動エリアに見られる。

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