2011年07月25日-07月29日
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放射線プロセス国際会合、中国人研究者が最高賞を受賞

2011年07月25日

 中国核学会によると、放射線加工技術の専門家である王伝禎氏は、カナダで開催された「第16回放射線プロセス国際会合(IMRP)」において、同分野の最高賞に当たるLaureate Awardを受賞した。これは中国人科学研究者として初となる快挙である。人民日報海外版が25日に報じた。

 国際放射線協会(International Irradiation Association:iiA)は1978年よりIMRPを主催しており、Laureate Awardを毎回授与している。同賞は放射線プロセスをめぐる、科学・技術・商業面の発展に対して多大な貢献を成し遂げた研究者を表彰するもので、国際放射線プロセス分野における最高の栄誉に当たる。これまで計33名が受賞しており、王伝禎氏は中国人初の受賞となった。

 中国の放射線プロセス産業は、40年以上の発展を経て初歩的な規模を形成し、コア技術を有する企業も誕生した。中国はまた、世界第2の放射線プロセス設備生産・供給能力、プロジェクト建設能力を持っており、年間生産額は300億元(約3750億円)に達する。

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