2011年08月15日-08月19日
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三峡ダム発電所の累計発電量が5000億キロワット時を突破

2011年08月17日

 世界最大の水力発電所である三峡ダム発電所の累計発電量がこのほど5000億キロワット時を突破した。三峡ダム発電所は2003年の稼働開始以来、安全で安定した運転を続け、中国の経済・社会発展をエネルギー面で力強く支えてきた。新華社が16日付で伝えた。

 中国長江三峡集団公司によると、この8年間に生産した5000億キロワット時というエネルギーは標準石炭換算で1億6700万トンに相当し、二酸化炭素の排出量を3億8000万トン、二酸化硫黄の排出量を450万トン削減した計算になる。

 三峡ダム発電所は左岸発電所、右岸発電所、地下発電所、電源発電所からなり、設計総設備容量は世界最大の2250万キロワットに達する。この8年間に三峡ダム発電所の生産したクリーンな電力は、国民経済の発展を促し、北京五輪や上海万博など重要な行事の成功も力強く支えた。また、夏場や冬場の電力逼迫時に多大な役割を発揮した。

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