2011年08月15日-08月19日
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QQのマスコットが知能ロボットに ネット販売で売れ行き好調

2011年08月18日

 中国科学院と騰訊公司(テンセント)の重大戦略協力プロジェクトであり、テンセント、中国科学院先進院、中科叡成知能科技公司が共同開発したインテリジェントネットワークロボット「小Q」がこのほど、テンセント傘下のショッピングサイト「拍拍網」で発売された。中国でロボットがネットショッピングの形式で発売されるのはこれが初めて。国際金融報が18日に伝えた。

 小Q唯一の公式サイトであり、販売ルートである「拍拍網」が明らかにしたところによると、小Qの販売サイトでは、発売前からすでに多くのファンたちが待ち構えていたらしく、販売が始まって1分以内に38台が購入され、1時間以内に1400台以上、これまでに3000台以上が販売されたという。取引額は100万元を上回る。

 小Qはテンセントが運営するインスタントメッセンジャーソフトQQのマスコットキャラクターのペンギンの形をしており、ユーザーからの指令に応え、音声、視覚などの様々な方式でニュースや天気予報、音楽、株式情報、教育、娯楽、ビジネスなどの情報やサービスを提供するほか、ネットを通じた自動アップグレードにも対応している。全てのロボットにはシリアル番号が振られ、第1弾として販売される小Qの番号は1-5000まで。この番号はロボットの身分証明番号となり、クラウドコンピューティング技術を通じてそれぞれの小Qの個性や成長が管理される。このデータは新しいロボットに移行することもできるため、小Qが新しく生まれ変わっても個性を受け継ぐことができる。あるネットユーザーは「小Qは、人とパソコンをより自然に交流させてくれる点に大きな意義がある。マイクロソフトのKinectやアップルのiPadと同じく、パソコンの操作モデルと習慣を根本的に変える画期的な商品」と指摘する。

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