神東石炭公司の設備補修センターでこのほど、世界最大の石炭採掘機の組み立てが完了し、テスト・調整段階に入った。この採掘機（型番：7LS08）は、米採鉱機メーカーのジョイ・グローバル社が神東公司のために設計したもので、掘削高さや総出力などの指標はいずれも世界最大となっている。人民網が8月31日に伝えた。
この石炭採掘機は総重量約186トン、掘削高さは最大7.12メートル、総出力は2925キロワット。うち、切断出力は1100キロワット、牽引出力は200キロワット。神東がこれまで使用してきた石炭採掘機（7LS07）と比べると、各方面でブレークスルーを果たし、作業員と設備の保護を全面的に考慮した設計となっている。
例えば、新たに取り付けられた回転式石炭飛散防止板は、石炭切出しのプロセスにおいて角度を調整しながら石炭の飛散を防ぐことができる。このほか脚部には油圧シリンダーが設置され、切場にあわせて高さを調節し、平滑な切り出しを保証することができる。このほか、揺れ腕のケーブル、油圧ラインなどの保護も従来型にはなかった設計だ。
この採炭機は掘削 高さが7メートルに達する神東石炭公司の4カ所目となる切場で使用される。ジョイ・グローバル社の予測によると、石炭採掘の作業効率は1時間あたり8000トンに達する見込み。