中国石油天然気集団公司(中石油)はこのほど、アフガニスタン北部の油田開発プロジェクトの落札に成功した。アフガンにおける油田開発入札はタリバン政権崩壊後初となる。中国経済網が13日、ブルームバーグの報道を引用して伝えた。
入札が行われた3つの油田はそれぞれアフガン北部のKashkari鉱区、Bazarkhami鉱区、Zamarudsay鉱区に位置する。
中石油が落札に成功した主な理由は、提示額の高さだ。中石油の提示した価格と待遇はその他の企業を大きく上回った。アフガンが油田開発の入札を行うのは10年ぶりで、中国のほか、オーストラリア、英国、パキスタンのエネルギー会社4社が入札を競った。
アフガニスタン鉱山省のJalil Jumriany政策担当によると、中石油は採掘権料として石油1バレルあたり15%を支払うほか、法人税として利益の30%を支払う。また、3億ドルで精油所1カ所を建設する計画だという。