2011年09月19日-09月23日
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中国、新たな極地砕氷船を建造へ

2011年09月19日

 国家海洋局の劉賜貴局長は先日の第2回全国海洋科学技術大会で、第12次五カ年計画期間に排水量8千トン級、航続力2万カイリの極地砕氷船1隻を新たに建造する計画を明らかにした。設計砕氷能力は1.5メートル以上で零下35度以下の環境にも耐え、極地氷域作業、極地海洋環境・資源調査能力を備える。ヘリコプター、ロボット、作業艇も搭載できる。人民日報が19日に伝えた。

 このほか、資源共有の原則に基づき5千-1万トン級の海洋科学掘削船の建造に着手し、3千トン級の科学調査船2-3隻、5千-6千トン級の科学調査船1-2隻の建造を目指す。国の海洋調査船の整備は海洋調査船の開放と共有を実現し、中国の海洋調査能力を高めるものである。

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