2011年09月19日-09月23日
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中国が命名した7つの海底地形名が国際登録

2011年09月20日

 国家海洋局が明らかにしたところによると、このほど中国で行われた「海底地形名称小委員会」の24回会議において、中国が命名した海底地形名7つが登録された。これにより、中国の海底地形名は国際登録ゼロからの突破を果たした。人民日報が20日に伝えた。

 国家海洋局は国務院の認可を経て、初めて海底地形名の申請を提出した。申請データは全て「大洋1号」など中国の調査船が太平洋海域で行った海底調査で取得したデータ資料に基づくもの。

 今回登録されたのは、「鳥巣海底丘陵」「トウ(丹に彡)弓海山群」、「白駒平頂山」「徐福平頂山」、「瀛洲海山」、「蓬莱海山」、「方丈平頂山」--の7つの地形名。うち、「鳥巣」は東太平洋海膨に、その他は西太平洋に位置する。

 「鳥巣」は2008年北京五輪期間中に発見されたもので、頂上部の火山口の形がスタジアム「鳥の巣」に似ていたため、その名がつけられた。「トウ弓」、「白駒」はそれぞれ「詩経」の一節にちなんで名づけられた。「徐福」は秦始皇帝の使者の名前。「蓬莱」、「瀛洲」、「方丈」はそれぞれ徐福が探し求めたと言い伝えられる海中の仙山の名前だ。これらの地名は小委員会の命名基準および中国の関連規定に適合するだけでなく、中国らしさあふれる名前となっている。

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