中国有人宇宙飛行プロジェクトの常万全総指揮の発表によると、中国初の宇宙ステーション実験機「天宮1号」が29日21時16分、中国西北部にある酒泉衛星発射センターから打ち上げられ、無事軌道に乗ったという。
「天宮1号」の主な任務はドッキング目標機となり、有人宇宙実験プラットフォームを構築することである。今後は、宇宙ステーションの研究経験を積み、宇宙空間での科学実験や宇宙医学実験などを行っていく予定。さらに、今後二年間で神舟8号、9号、10号を打ち上げ、『天宮一号』とドッキングし、宇宙ステーションの建設を進めていくことを計画しているという。
中国国家主席胡錦涛ら国の指導者はそれぞれ、北京の宇宙飛行コントロールセンターと酒泉衛星発射センターで、打ち上げの全過程を見守ったという。