2011年10月03日-10月07日
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中ロ、パイプライン原油価格で合意

2011年10月12日

 ロシアのプーチン首相と中国の温家宝首相は11日、第16回中ロ定期首相会談を行った。「中国広播網」が12日付で伝えた。

 現在の中ロ協力において最も注目されているのがエネルギー協力だ。11日午前に王岐山副首相はロシアのセチン副首相と中ロエネルギー交渉代表作業会合を開き、首相会談での成果に向けた十分な地ならしをした。

 温首相は「今回の会談で双方はパイプライン原油取引価格について完全に一致した。また、互恵・ウィンウィンの原則に基づき、石油・天然ガス分野の協力を積極的に推進することを決定した。既定の重要プロジェクトを着実に実行し、宇宙・航空、石炭、電力、国境を跨ぐインフラ整備、水利、農業、環境保護分野の協力も深める」と述べた。

 エネルギー協力において最も重要なのが天然ガス協力プロジェクトだ。これまで専門家からは価格面の溝は短期間には埋まらないとの分析があったが、プーチン首相の発言に人々は一筋の光を見出した。「天然ガス交渉のゴールはもう遠くない。双方は天津に大型製油所を建設する考えだ。田湾原発での非常に積極的な協力を踏まえ、われわれは原発分野の協力を強化する。しかも世界最先端の技術を採用する」--。

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