中国の宇宙飛行士部門を統括する陳善広氏がこのほど、宇宙飛行士の訓練状況などについて専門サイトの取材に応じた。有人ランデブー・ドッキングミッションに参加する宇宙飛行士の選抜作業は間もなく完了。注目の女性宇宙飛行士2人が男性宇宙飛行士と共に宇宙へ飛ぶ可能性があるという。「中国新聞網」が13日付で伝えた。
陳氏は宇宙服や宇宙食など物資面の準備も必要と指摘。手動制御ランデブー・ドッキングシミュレーション装置、軌道モジュールと天宮1号のドッキング後の航行訓練シミュレーション装置など、訓練用大型機器の改良も進められているという。
女性宇宙飛行士が搭乗すれば、来年のランデブー・ドッキングの目玉となる。第1期の宇宙飛行士は男性14人で、うち6人が実際に宇宙へ飛んだ。第2期は男性5人と女性2人。陳氏によると、神舟10号には第1期の男性宇宙飛行士と共に女性宇宙飛行士2人が搭乗する可能性がある。