中海油能源発展株式会社・恵州石化支社が大亜湾で進める年産40万トンのか焼コークスプロジェクトの竣工環境保護検収が17日に行われた。広東省環境保護庁環境監察局は騒音に加え、二酸化硫黄排出量が基準値の2倍以上に達する問題を指摘した。人民日報が20日に伝えた。
1日24時間、年間330日の稼働で計算すると二酸化硫黄排出量は年232.6トン、化学的酸素要求量(COD)は年0.016トンに達する。水質汚染の指標となるCODは環境アセスメントで要求される0.768t/aをクリアするが、二酸化硫黄排出量は環境保護庁の認めた年113トンの2倍以上に達する。騒音も基準値をやや上回る。
広東省環境保護庁が地元住民を対象に行った調査では、環境問題を中心に10%の住民が不満を表明している。